2014年2月25日火曜日

家探しその後(町選び)

先月、家探しについて書きました(→)。今のところ特に進展はないのだけど、思うところを記録しておきます。

今のところ、今住んでいる町(ケンブリッジ)ともう一か所で真剣に探しています。町選びの基準は主に4つ。

①Pの通勤が比較的楽なところ
②学校のよいところ
③景色がきれいなところ
④家の値段

①については、Pは車を2台所有したくない方針なので(それに会社がボストンの街中なので車の場合は高い駐車場を借りないといけない)、通勤は公共交通機関を使うことになります。そうすると距離的に近くてもバスや地下鉄を乗り継がなくてはならない場所だとすごく時間がかかるんですよね。で、もっと思いっきり離れてコミューターレール(郊外からの通勤列車)に乗ったほうが逆に楽だったりして。コミューターレールだったら乗ってる間に本読んだり好きなことができて、いいかなーと思っています。

②日本はある程度全国で学校の質が均一だと思うのですが(特に設備等の面で)、こちらは町によって違います。予算がなくて芸術系の授業がなくなってしまったり、先生が自腹を切って教材を買ったりしている学校もあります。

しかし、単に「学校のよいところ」と言っても、何を基準に判断するかは難しいです。たとえば、今うたこが通っている学校はランキングはすごく低いのですが、先生たちも熱心だし、いろんなプログラムもやっているし、子どもたちの様子を見ていてちゃんと勉強できているのがわかるし、うたこにとって「よい学校」だと思っています。

でも新しい町に越すときに何を基準にして学校を判断するかというと、やっぱりランキングか口コミしかないんですよね……。ランキングよくても先生たちがテストの点数を上げることにばかり熱心な学校だったり、競争が激しすぎて子どもがストレスに感じることがあると聞くし、ランキングの低い学校でもレビューサイトに保護者が「移民の子など多くてテストスコアが低いためにランキングは低いけれど、温かくてとてもよい学校です」と書き込んでいる場合もけっこうあって、そういうところは「よい学校」なのかもしれません。が、実際のところは通ってみないとなかなかわかりません。

今ケンブリッジ以外に探している町の学校はすごくランキングが高いですが、町の人の話を聞いてみると、単に点数がよいというのではなく、アットホームな感じで学校の雰囲気もすごくよいのだそうです。実際に教育のよいことで有名な別の町から越してきたご家族も「こちらのほうがずっといいよ!」と言っていたので、期待しています。

③の景色のよいところ、というのは贅沢な自分のこだわり。琵琶湖のそばの景色のきれいなところで育ったので(水あり山ありできれいなんですよ!)、ごみごみした感じのところには住みたくないのです。また、なぜだかはわからないのだけど、景色がまあまあきれいでも自分の中でピンとこない町もあり……その点、今住んでいるケンブリッジ(場所にもよるけどね)と、もう一つの候補の町は合格!

Pもチャールズ川のそばで育っていて、やっぱり水辺に近いところがよいのだそうです。一応都会っ子なので、田舎に住むのはちょっと抵抗もあるみたいですが、その辺は家の値段との兼ね合いもあるのでね……。

④予算がかなり限られているので、これはもしかして最重要ポイントかも。ケンブリッジで気に入った家を買おうと思ったら100万ドル(約1億円)くらいはほしいところです。(この値段でも大抵一軒家ではなく、コンドミニアムかタウンハウスですが。)でももちろんそんなには使えないので、買えるのは(買えたら、だけど)せまーいところ。それでもこの町が好きなのでよいかな~と思うのですが、やっぱり限界があって、いくら予算内でも学生の下宿なみに狭いようなところには住めないので、なかなか難しいです。

郊外に行くと、その点は多少クリアされます。が、郊外では小さな物件というのはあまりなく(家の敷地の区画も基準があって小さくは分けられない)、大きな物件が多いため、面積当たりの価格は安くても結局値段が高かったりする場合もあります。そして郊外と言っても町によっては家の値段がとても高いので侮ってはいけません。(MAは家が高いのよ!)

そしてもう一つ重要ポイントがProperty tax(固定資産税)の額。ケンブリッジは物件の価格自体は高いですが、Property taxがとても低く、2013年は家の評価額$1,000ドルあたり$8.66でさらに自分がメインの居住場所であればResidential exemptionというのがあって、税金の計算の元となる家の評価額から$202,699引いてもらえます。逆にProperty taxが高い町だと$1,000ドルあたり$20くらいで、Residential exemptionはありません。

たとえば評価額が40万ドル(約4千万円)の家を買ったとします。

ケンブリッジの場合は$400,000から$202,699引いた$197,301について$1,000あたり$8.66の税金がかかるので、年間に払う税額は約$1,709です。しかし別の町で税が$1,000ドルあたり$20でResidential exemptionがないとすると、税金だけで毎年$8,000も払うことになります。そしてこれはローンを払い終わったあとも永久に払い続けなければなりません。(注:税率は年によって変わります。)

それでその税金のことも考えていろいろシミュレーション計算し、ケンブリッジに買う場合と郊外に買う場合とで家の値段設定を変えています。(ケンブリッジだったら物件自体に少々お金を使っても大丈夫。)

そのほか、アフリカ系アメリカ人とアジア人家庭の我が家にとっては、その町のDemographics(人種等の人口統計データ)も気になるところですが、郊外って特にアフリカ系アメリカ人少ないんですよね……。まあそこは仕方ないかな。でもある程度人種的な多様性があって、お弁当におにぎり持って行っても変な目で見られないような場所に住みたいです。

町選びだけでも、いろいろと複雑ですねー。

これまでいくつ見たかなー。もう10以上は見たと思います。そのうち買いたいと思ったのは2つ。1つはケンブリッジで、オファーを入れましたが競争に敗れ、もう1つは郊外で、これもオファーを入れたけど一足違いでほかの人に買われてしまいました。ざんねーん。

ご存じない方のために説明しておくと、一般的な手順はざっくり言ってこんな感じです↓
①物件がマーケットに出る
②物件を見に行く(自分のエージェントさんにアレンジしてもらって一緒に行きますが、土日はオープンハウスをやっていて自由に見られることも)
③気に入ったらオファーを入れる(価格を提示し、銀行からのローンの事前承認レターや、なぜこの物件が好きかということを書いたレターをつける)
④売主がオファーを受けるかどうか決める
⑤オファーが受け入れられたら、Inspectorを雇って家の検査をしてもらう。家の状況によっては買うのをやめる(深刻なダメージが見つかった場合など)、修理をお願いする、値段を下げてもらう、などします。
⑥最終決定

この①から③までがかなり短くて、数日だったりします。たとえば、この前オファーを出して敗れたところは木曜日に物件を見せてもらい(実はまだ一般マーケットには出ていなかった)、木曜の夜にマーケットに出て土日にオープンハウスがあり、月曜日はたまたま祭日で銀行がお休みだったので何もなく、火曜日にオファー提出してその日の夜には誰が買うか決定、といった感じでした。(この話を友だちにしたら、オープンハウスの前にオファーするのよ!と言われました。)

こんなに高い買い物なのに瞬間的に決めないといけないというのは難しいですねー。

これから春になって、出て来る物件も増えると思われるので(その代わり競争も激しくなって価格も上がり気味になるけどね)、気に入る物件が出て来ることを期待してます!

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2014年2月14日金曜日

バレンタインデー

今日はバレンタインデー。

うたこは手作りカードとキャンディをクラスメート全員+先生に持って行きました。


日本だったら学校にチョコもってきてはいけませんと言われそうですが(小学校とかどうなんでしょうね?)、こちらではもってくることを前提に先生が全員の名前を書いたリストを渡してくれます。食べ物はアレルギーの子もいるので、絶対にナッツなど入っていないものということで、うちはキャンディみたいなのにしました。

Pには一応チョコケーキを。


今日は3人でDisney on Iceを見に行くので、その場で食べられるようにカップケーキ型で。

実はハート形のも焼いたのだけど、ちょっと崩しちゃったのよ……。


Pからはまだ何ももらっていないのだけど、おかしいなあ(笑)。夕方に何かくれることを期待!

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