2013年12月29日日曜日

うたこの「くるみ割り人形」

もう一週間経ってしまいましたが、22日はうたこの「くるみ割り人形」最終公演でした。

9月にオーディションを受け、その後練習開始。


毎週土日にリハーサルを繰り返して、12月初めから本番開始。バレエ団としてはおそらく30公演くらいあったと思いますが、うたこはそのうちの8つに出演しました。

最終日の22日はお昼と夜と2つ出演。劇場に1時から7時半まで缶詰。よく頑張りました!

親のほうもボランティアの仕事があり、私はチェックインやチェックアウト係、ネズミ役の子たちの子守り係、劇場案内係などをやり、最終日にはボランティアのお礼としてRat King(ネズミさんたちの親分)のオーナメントをもらいました。


うたこは前からずっと「くるみ割り人形」に出たがっていて、今年6歳でようやくオーディションが受けられる年齢になり、大喜びで出演しました。実は親のほうは忙しくなるからと少々躊躇していたのですが(ほかの親からも同じことをよく聞きました)、やってよかったです。

うたこがやりたがっていたのでやらせたかったのももちろんですが、皆で努力して何かひとつのものを作り上げる現場にいられたこと、同じ年頃の友だちだけでなく、年上の子どもたちや大人とも関わりがもてたこと、プロの厳しさを間近で見られたこと、きちんと指示に従って自分の責任を全うできたこと、舞台での緊張感に負けずに演技できたことなど、本当に貴重な経験となりました。

うたこが出たのはケンブリッジにあるJose Mateoというバレエ団の公演です。Jose Mateoの今年の「くるみ割り人形」のレビューをいくつか読んでみました。

Boston Globe→
もうひとつBoston Globe→
WBUR→

書いてある内容にだいたい同意。バレエの技術的にはまだまだだけど(ど素人が偉そうにすみません!!)、バレエ団総出で頑張ってるところや(うたこの先生も4役くらいで大活躍)、ネズミちゃんたちのシーンがとても印象的なこと、出演者がdiversityに富んでるところなど、親密な感じでとてもよいのです。

出演した子どもたちもみんなとても楽しんでいて、最後の日には終わってしまうのが寂しくて泣いている子も。うたこもそうですが、来年も再来年もまたずーっとやりたいと言う子が多いです。

そういう雰囲気は観客として見ていても何となく伝わってきますが、ボランティアとして入っているといっそう感じます。子どもたちに大人気のMother GingerがPolichinelle(Mother Gingerのスカートの下から出て来る子たち)にクリスマスプレゼント用意していたり、Dr. Drosselmeyerに「晩御飯にチャイニーズ買ってきたんだけど、ここに置いとくから見張っといてね!」と頼まれたり(笑)、狭い楽屋をダンサーたちが次の衣装をもって息を切らせながら走り回っていたり、Jose Mateo氏に「ボランティアありがとう!」と言ってもらったり。

親子ともどもよい経験をさせてもらいました。ありがとう!

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